四則計算がマスターできた方の次のステップです。試験では、一つの式に+と÷がミックスされているなど、長くて複雑な計算が必要になることも多いです。このような計算を四則混合算といいます。四則混合算にはルールがあるので、覚えておけばどんな長い問題も解けるようになります。
このような方に役立つ記事です。
- \(99+61\times6-21\)のような計算で答えが合わなかった方
- 算数や数学が苦手な方
四則複合算のルール
足し算、引き算、かけ算、割り算が混じっているとき、
- かけ算&割り算から計算し、足し算&引き算はその後に計算する
- かけ算と割り算の順序はどちらでもOK
足し算と引き算の順序もどちらでもOK
というルールがあります。
例題を使って理解していきましょう。
例題 引き算・かけ算の混合算
【例題1】\(3000-154\times7\)
手順1
左から順に計算したいところですが、ルールに従い、かけ算から先に計算します。
\(154\times7=1078\)
この後計算する \(3000-\) の部分はそのまま書いておきます。
\begin{array}{l}
&3000-154\times7\\
=&3000-1078\\
\end{array}
手順2
次に引き算をします。
\(3000-1078=1922\)
\begin{array}{l}
&3000-154\times7\\
=&3000-1078\\
=&1922
\end{array}
例題 足し算・割り算の混合算
【例題2】\(98+910\div14\)
手順1
この式には足し算と割り算が含まれています。
これも四則混合算なので、左から順に計算するのではなく、ルールに従います。
\(910\div14=65\)
この後計算する\(98+\) の部分はそのまま書いておきます。
\begin{array}{l}
&98+910\div14\\
=&98+65\\
\end{array}
手順2
次に足し算をします。
\(98+65=163\)
\begin{array}{l}
&98+910\div14\\
=&98+65\\
=&163
\end{array}
例題 足し算・引き算・かけ算・割り算の混合算
【例題2】\(985+144\div6-36\times17\)
手順1
ルールに従い、割り算とかけ算から計算します。
なお、この二つはどちらから計算しても答えは同じになります。
\(144\div6=24\)
\(36\times17=612\)
\begin{array}{l}
&985+144\div6-36\times17\\
=&985+24-612\\
\end{array}
手順2
次に足し算と引き算をします。
\(985+24-612=397\)
\begin{array}{l}
&985+144\div6-36\times17\\
=&985+24-612\\
=&397
\end{array}
練習問題
足し算・引き算・かけ算・割り算が混じっているときは「かけ算や割り算から!」
このルールを忘れないように練習問題を繰り返し解きましょう。
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